好きなことをとことんつきつめる②

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

前回、さかなクンと高校の同級生のO君の話をしました。今回は私の話をしたいと思います。時はさかのぼって、大学3年生の時の話です。

当時の私は、心理学部に在籍はしていたものの、就職か進学か・・・を悩み、就職活動、大学院受験の勉強、どちらも中途半端で、結構深刻に悩んでいました。そんな悶々としていたある日、所属していたゼミのT先生のところに相談しに行きました。T先生はとてもユニークな先生で、精神科医でもあり、趣味で写真をやっていました。当時。私は写真部に所属しており、形だけの部長でもあったので、写真について、T先生の研究室でお互いに撮った写真について、色々と話をする事もありました。

そんな中、いつもと様子が違う私を見るも、その先生は、相変わらずいつものように写真の話をし始めます。私は始めこそ、話に付き合っていましたが、頭の中は上の空・・・<今日は写真ではなくて、僕の将来についての相談をしたいのに・・・>と思っていました。一通り、話の流れが落ち着いたところで、私が就職か進学かの悩みを切り出すと、そこはさすが(?!)精神科医、親身で真剣に私の話を聞いて頂き、一通り話し終わった後、最後にこう、一言。

「そうだねぇ・・・けれど、金子君、一つの学問しか知らないのも、いいものだよ」

T先生のその言葉で私は決心がつき、その日から大学院受験に向けて勉強に本腰を入れることが出来ました。

この話には後日談があって、無事、大学院受験に合格し、その報告がてら、研究室にお邪魔すると、相変わらず、「おー金子くん、よく来た。今ちょうど今度のコンクールに出す予定の写真を選んでいたところなんだ。君の意見もちょっと聞かせてくれないか・・・」といつもの様子・・・。

そんな中、<先生の(先の)一言で、僕は大学院に合格出来たんです。ありがとうございました!>と言うと、きょとんとした表情で「えっ、そんなこと、僕、言った??まぁでも無事に合格できたんだからいいんじゃない!それよりも、さぁ・・・」と写真の話・・・。<えっ??覚えてない??うっそー!?>と思いきや、<まぁ、確かに合格したし、いっか・・・>と思って、写真談義に花を咲かせたのでした・・・

「とことん」ハマるには、興味のあることや好きな事をやるのが一番。好きな事であるからこそ、続けられる。最初からうまくいく事なんて、ほとんどないけれども、そこは好きな事だからこそ、頑張れる。頑張ってやることで、また新たな道が開かれる。この循環が出来ればもうこっちのもの。なかなか難しいかもしれませんが、やれることから少しづつ行動していくことが、大切だと思っています。

 

 

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