「でも」という言葉①

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

11月に入りましたね~~

今日はタイトルにも挙げた、「でも」という言葉について書きたいと思います。

私は職業病かも知れませんが、なるべく、この「でも」という言葉は使わないように意識しています。なぜかというと、この「でも」という言葉は相手の言葉を否定する(もしくは反論する)際に主に使われることが多いと考えているからです。

「でも」は接続詞の一種で、逆説な内容を述べる時に使われる言葉と言われています。他にも「だが」、「しかし」という言葉も逆説を述べる時の接続詞ですよね。「だが」、「しかし」は、文章や書類では使われるも、日常会話等などではあまり使わないように感じます。(日常会話で、「だが」、「しかし」を多用されたら、ちょっとかたっ苦しい感じを受けるでしょうね・・・)日常会話では、「でも」が使われるのが普通ではないでしょうか??(何をもって普通かはまた、別の話ですが・・・(゜.゜))

話しがそれました・・・(´Д`)

カウンセリングは基本的には相手の言葉を受け止めて、なるべく肯定的に聞くと言う姿勢が基本です。なので、「でも」を使うと、私はうまく行かないことが多いように感じます。

その分?(なのか?)・・・街中や電車、諸々の場で耳にする他者の会話の中で、「でも」を聞くと、つい反応をしてしまいます・・・

そして、「でも」と言われた側の反応を観察してしまいます(変な趣味だ・・・)

中には、「でも」が癖(無意識的に使っているであろう)になっている方も、いらっしゃいます。もちろん、その方にしかわからないことですが、「でも」ということで、相手の言葉をどこかしら否定や反論しているニュアンスがあることで、なんらかの対人関係の不利益を被ってしまう可能性が高まるのではないか・・・と勝手に妄想することもあります。(勝手なお世話ですが(=_=))

もちろん、「でも」という言葉がすべて悪いという事ではありません。

例えば、「試験勉強を頑張った。でも、あまり成績が上がらなかった」とか「努力はした。でも、だめだった」ということもあるでしょう。

言葉は使い方や相手、頻度、その場その場の状況、諸々の影響を受けて変化していくものです。

「でも」に限らず、日常で使う他の言葉の意味や影響を、日々考えていきたいと思っています。

次回は、より臨床場面での「でも」の影響や私なりの考えを書きたいと思っています。

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