心理検査について 5
今回は当オフィスにおける心理検査の流れ、および料金について、心理検査の現状、結果判定文について、私の思う心理検査について、思うままに5回にわたって書かせて頂きました。お付き合い頂き、ありがとうございます。
今回は心理検査の中でも、知能検査について触れましたが、他にも多くの心理検査があります。それらを挙げたらキリがないですが、全体に共通しているのは、統計学に基づいているということです(俗にいう心理ゲームや深層心理テストの類についてはどのようなデータや根拠で出来上がっているかはわかりませんが)。
なので、前回の記事の最後に書きました、結果文の最後に私が記す一文の「今回の検査で出た結果は一つのツールでの結果です。絶対ではありません」という面があることを忘れてはいけないと思っています。
あくまでも検査ですから、数字や傾向だけにとらわれることなく、目の前の相手(困っている当人や保護者、その他の方々)をしっかりと見つめ、話を真摯に聞きながら、言葉でのやり取りをして、共に検討し、提案や試行錯誤をしながら、よりよく生きていくためのお手伝いが出来たらと思っています。