私の考えるスクールカウンセラーとは・・・⑤
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
カウンセリングをしていく中での工夫や気をつけていることは、非常にたくさんあるのですが、今回は、「目線・声色(話すスピード)・相づち」を挙げたいと思います。
まず、「目線」ですが、目線を合わせたくない人や、合わせることに不安を感じる方もいらっしゃるので、初対面時には、じっと目を見て話すことは用心深くしています。喉元や鼻の周辺を見て話すことが多いでしょうか。そして何度か、話をしていく中で関係性が出来ていく中で、視線を合わせるタイミングや頻度を調整していきます。
次に「声色」については、声色を相手に合わせることです。声の大きさ、スピード。間の取り方。十人十色ですが、声が小さめの方であれば、私もなるべく同じような声量で話す。また早口の方であれば、私も、なるべくそのスピードに合わす。といった工夫です。
最後に「相づち」ですが、相づちは“美容師さんがいくつもの種類のハサミを持っているのと一緒”と考えています。要するに、自明のことですが、時と場合によって、その場に適した相づちを打つ。そのために出来るだけ、多くの種類の相づちを身に着けることが必要となります。具体的には、同じ「はい」という相づちでも、「はい、はい」と言う時と「(間をおいて)・・・はい」と言う時では、相手への伝わり方が異なります。それらを使い分けるのはなかなか難しいですが、カウンセリングの技量の向上には、必要な部分かと思います。
もちろん、今回挙げた、意外にもたくさんの工夫や気をつけていることはありますが、それらはまた追ってご紹介させて頂ければと思います。
さてさて、今回5回にわたって、「私の考えるスクールカウンセラーとは・・・」というタイトルで思いつくままに書かせて頂きました。読んでいただき、ありがとうございます。
また、タイミングで⑥~も書いていきたいと思っています。