私の考えるスクールカウンセラーとは・・・④

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

気温差が激しい毎日が続いております。今回は前回の続きとして、関係性の構築について、私なりの見解を述べたいと思います。

「私の考えるスクールカウンセラーとは・・・②」でも少し触れましたが、より適切な関係性の構築の第一歩は、初対面時のかかわりが一番大切と考えています。今でも、スクールカウンセラーとして、学校で生徒や保護者の方々と初めて会う時、また自分のオフィスでクライエントさんと初めて会う時は、緊張します。そして最善の注意や気づきを払います。

具体的には、まず、会う前からの準備があります。面接室の環境の調整です。室内の温度や湿度。清潔さ、椅子や机の高さや汚れのチェックなどをしておきます(スクールカウンセラーの場合は、それぞれの学校で設備等が異なるので、その中でやれることをやっています。自分のオフィスでは、私なりのこだわりや気遣いを至る所にちりばめています(笑)。この点はまた近いうちにお伝えできたらと思っています)。

そして、相談室に来られた時には、挨拶や笑顔を絶やさず、自己紹介し、いかに緊張や不安を少なくして相談に入れるかを意識します。また多くの相談が、平日の昼間の時間帯になります。つまり、多くの方が仕事や家事をされている時間帯です。それらを調整して頂き、私とのカウンセリングに足を運んで来てくださっている。このことを忘れてはいけないと思っています。なので、「お忙しい所、本日はありがとうございます」という旨の言葉がけをします。そして、雨が降っている日ならば、「足元が悪い中・・・」、夏の暑い日であれば、「お暑い中・・・」という言葉も忘れてはなりません。また室内の温度についても「この部屋(面接室)は暑い、寒いの調整が難しいので、大丈夫でしょうか?」という言葉も私はよく用います。要するに、格好いい言い方をするのであれば、「カウンセリングを始まる前から、カウンセリングは始まっている」という事です(^-^)

面接室の環境を出来るだけ整えること。そして、笑顔を絶やさず、来室されたことに対して感謝すること。が私の考える関係性の構築のための第一歩と考えています。

次回は、カウンセリングをしていく中での、工夫や気をつけていることを述べたいと思います。