本の紹介 23ー③
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
「学校ってなんだ!日本の教育はなぜ息苦しいのか」
工藤勇一 鴻上尚史 講談社現代新書 2021.
前回に引き続き、紹介します。
前回、そしてこれまでも、「言葉」の大切さは、常々考えていますが、この本の中でも工藤先生がこう言っています↓
p213
工藤
私はやはり、言葉はとても大事なものだという教育をしたいんですよ。人間は未熟な存在であることを前提に。失敗をくりかえす生き物ですから。それを修正しながら成長していくところに人間のよさがあるのよという、そんなことを教えていきたいんですよね。美しい日本語を守らなければいけないと言われますが、そのことよりも優先しなければならないことは、より人権にやさしく言葉を変化させていくことだと考えます。
失敗を修正しながら、成長していくところに人間の良さがある・・・
なるほど・・・
若者の間では、省略言葉や流行りの言葉というものがありますよね。
時代時代によって言葉というものは変化していくものと私は考えています。
なので、もちろんTPOを考慮した言葉使いはきちんとした方が良いとは思いますが、
関係性や年齢等で選ぶ言葉も変わってくるのは当然のことでしょう。
しかし、とげとげしい言葉や、きつい言い方には気を付けたいものです。
今回、3回に渡り、本の紹介をさせて頂きました。
まだ、まとめ切れていない本が書斎に結構あるので、
随時まとめが出来次第、アップしたいと思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ではでは。