本の紹介 17
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
今回は久しぶりに、本の紹介です。
こちら!!
道尾 秀介著 「雷神」 新潮社
いや~~間違いなく面白かったです!!!
まさに一気読み。
帯には
「電撃に襲われたあの夜、私たちは何を見て、何を見てはいけなかったのか」
ある”善良”な家族をめぐる悲劇。そして、現在に蘇る殺意。複数の事件が時を超え、幾層にも絡み合い、やがて、驚愕の真相へとたどり着く。
とありました。
私としては、読んだ後の感想は
「何が人の心にネガティブな感情を呼び起こし、何が実際の行動を起こしてしまうのか・・・」といったものでした。
そして、
これは私が、心理臨床、カウンセリングという行いを仕事にしているのも関係するかと思いますが、悩みや苦悩、怒りや妬み、といったネガティブな感情や思考は、人に話す、対話、会話することで、いくらかは軽減し、コミュニケーションをすることで解決に導かれることが多々あるなぁ、と思いました。
助けを求めないこと、弱音を吐かないこと(吐けないこと)で、苦しみ、自分自身を追い込んでしまう・・・
もちろん、その人にしか分からない、事情や背景が複雑に絡み合っていることでしょう。
しかし、そこは重なりますが、
「少しの勇気を出して、話しをしてほしい。味方になってくれる人や、真摯に思いを受けとめてくれる人がいます」と言いたいです。
本の紹介から話がズレてしまいましたが、
新学期が始まった学生の皆さんの中で、一人で抱えて込んでしまい、苦しいんでいる方がいましたら、是非、一度ご連絡下さい。
また、それ以外でも、お困りごとや心配なことがございましたら、ご連絡頂ければ幸いです。
微力ではございますが、お役に立てればと思います。
ではでは、また。