本の紹介 16
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
ふとしたきっかけで手に取りました。
今日はこちら!!
早く絶版になってほしい 「#駄言辞典」 日経woman編 日経BP 2021
駄言(だげん)と読みます。
この本の中では、こう定義されています。
【駄言・だげん】とは
「女はビジネスに向かない」のような思い込みによる発言。
特に性別に基づくものが多い。
相手の能力や個性を考えないステレオタイプな発言だが、言った当人には悪気がないことも多い。
また、まえがきにて、
2020年11月、日本経済新聞は紙面で、ある呼びかけをしました。
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もある。
「#駄言辞典」を付けて、駄言にまつわるエピソードをつぶやいてください。まとめたものは絶版を目指して出版します。
とのこと。
この「絶版を目指して出版します」といキャッチコピーはなかなか秀逸です。
男女と言った性別のステレオタイプ・・・私自身にもあるものと思います。いや、多くの皆さんの中に大なり小なりあるものとも思います。
私はカウンセラーとして、なるべくステレオタイプや思い込みを少なく、なるべく中立的な考えや姿勢を心がけています。しかしながら、どこかに性別によった独自の考え方や思い込みがあるのも事実です。
実際に、プライベートのことになりますが、私は料理があまり得意ではありません。ゆえに妻にお任せしてしまうことが多いです。
その分(←この言い方もおかしいかも知れませんね・・・)、掃除・洗濯は主に私がやります。掃除・洗濯は私は得意(得意・・・というと語弊がありますが、嫌いではなく、むしろ好きなので、積極的にやりたい家事です笑)
そのような関係性の中、この「駄言辞典」にあった、駄言の一つ。がこちら・・・
P108 「(家事)手伝うよ」
やはり夫が妻に言うこのフレーズが(駄言)のキングなんじゃないの?当事者意識がないことがこれ以上うまく表現された言葉はない(ツイッターより)
また、もう一つはこちら・・・
P110 「ご飯どうするの??」
状況見て考えろや。(ツイッターより)
おーーーーー(=_=)
正直、私にも身に覚えが・・・(>_<)
後半は、キーパーソン6人に駄言についてのインタビューした内容も紹介されています。
自戒の念に駆られつつ、大変興味深く読ませて頂きました。
是非、この「駄言(だげん)」に興味を持った方は、一読してみてくださいね。
ではでは。