「ほったらかす勇気」④

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

前回は、子どもへの声掛けとして、「肯定」よりも「禁止」の文言を言う機会が増えていく、という話しでした。例えば、「怪我したら大変だから、~~したらダメ」、「失敗したら、かわいそうだから~~したらダメ」、「あなたはそういうことは苦手なんだから、~~した方がいい」等、子どもを心配するゆえに出てくる言葉かとも思いますが、知らず知らずに、子どものやる気や意欲を奪ってしまう言葉掛けになってしまうのは、気を付けていきたいものですよね。

そもそも、未来のことは誰にもわからないし、やってみないと分からない。そこで怪我や失敗をして学ぶこともあります。そこをはじめから親が除いてしまうことは、子どもの将来の為にいかがなものでしょうか??

私の考える子どもへの接し方の理想は、子どもの選択や決めたことに対しては、親はまずは「肯定」する。その上で、親なりの考えを伝えていく、といった2段構えで子どもに接することが、「子どもを尊重する」ことに繋がるものと思っています。