「ほったらかす勇気」②
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
前回の続きです。
(前回にも触れましたが)子どもの意志や考えを認める、というのは、実際の子育てにおいてはなかなか難しいものです。子どもに任せていると、時間がかかったり、効率が悪かったり・・・なので、つい親が「こうすればいいのよ」、「こうしなさい」と口を出したくなるものです。
そこをいかに我慢するか・・・もしくは、我慢というよりも、子どもを尊重する、といった言葉の方が適切でしょうか。
矛盾するようですが、もちろん自傷他害の行為や触法行為などを子どもが行った場合には、叱ることや注意することも自明のことですが大事です。ここでいう「ほったらかす勇気」というのは、ネグレクト(育児放棄)的な意味合いではなく、子どもの意志や考えに対して、親は過干渉せず、認め、尊重するということをあえて、「ほったらかす」という言葉を用いました。
とはいえ、ここで一つ注意点が・・・。
ゲームやスマホ、俗にいうIT関連の使用時間や使用方法については、例外です。この点は未成年である以上、親の承諾がないと使用できません。この点はしっかりと規制や制約といったルール作りはしておいた方が私はいいと思います。いや、むしろ、必ずといっていい程、規制や制約といったルール作りをした上で、ゲームやスマホは持たせましょう(この点については、追々、このブログで書きたいと思います)。
話しは戻って、「子どもを尊重する」、というのは、具体的にはどういうことなのか、そして、どのような関わり方や声掛けをしていくのが「子どもを尊重する」ことになるのかを次回、お話し出来たらと思います。