心にいつも天秤を・・・
かねこカウンセリングオフィスの金子です。
最近(じゃなくても、前からか・・・)、夜は本を読むか、映画を観る、が多いのですが、先日、ようやく「ジョーカー」という映画を観ました。
この「ジョーカー」というのは「バットマン」に悪役として出てくる、あの「ジョーカー」、この人です。
(にしても、写真を撮るのが下手だなぁ・・・(-_-)勉強します!)
バットマンという映画の世界観も好きで、これまで恐らく、すべて観てますが、今回、この「ジョーカー」という映画を観て、改めて、我々人間にとって、正義とは何のか?何をもって善なのか?何が正しいことなのか?逆に、悪とは?偽とは?ということを考えさせられました。
そして、こうした考えをし始めると、私は以下の詩がいつも、思い浮かびます。
「ねむりのもりのはなし」 長田 弘
いまはむかし あるところに
あべこべの くにがあったんだ
はれたひは どしゃぶりで
あめのひは からりとはれていた
そらには きのねっこ
つちのなかに ほし
とおくは とってもちかくって
ちかくが とってもとおかった
うつくしいものが みにくい
みにくいものが うつくしい
わらうときは おこるんだ
おこるときは わらうんだ
みるときは めをつぶる
めをあけても なにもみえない
あたまは じめんにくっつけて
あしで かんがえなくちゃいけない
きのない もりでは
はねをなくした てんしを
てんしをなくした はねが
さがしていた
はなが さけんでいた
ひとは だまっていた
ことばに いみがなかった
いみには ことばがなかった
つよいのは もろい
もろいのが つよい
ただしいは まちがっていて
まちがいが ただしかった
うそが ほんとのことで
ほんとのことが うそだった
あべこべの くにがあったんだ
いまはむかし あるところに
タイトルで挙げた「心の天秤」という言葉は岡野憲一朗先生という精神科医の先生の言葉ですが(「心理療法/カウンセリング 30の心得」より引用。←この本は、今まとめ中です。近日中に紹介できたらと思っています)、
カウンセラーとして、日頃、心のバランスは意識しています。重なりますが、「何が正しくて、何が間違っているのか?そもそも、正しさとは何なのか?間違いとは何のか?」を常に考えることは、カウンセラーとして、大切な姿勢と考えています。
映画「ジョーカー」から、あちらこちらに、話が飛んでしましました・・・まぁ、こういう日もあってもよいかと・・・(‘ω’)
本日も読んで頂き、ありがとうございます。