本の紹介6

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

私の好きな作家の一人、中村文則氏の初エッセイ集「自由思考」が出たので、早速読んでみました。

やはり、最高です。

 

ベストセラー作家・17年の「思考回路」がこの1冊に!

ユーモア溢れる日常のものからシリアスなもの、物語の誕生秘話から文学論、政治思想まで。

「生きにくいこの時代に生きる、そのための無言の言葉たち」

(「自由思考」、中村文則、河出書新社.帯より)

 

本当に、ユーモア溢れるものからシリアスなものまで、幅広いテーマで書かれていました。実際に電車の中で読んでいて、噴き出しそうになったのを抑えることもありました。(この感覚は久しぶりで、稲中卓球部を初めて電車内で読んだ感覚にも似たものでした笑)。

改めて中村文則という作家が好きになりました。

 

最後に、このブログでも「言葉の力」というテーマでこれまでもいくつか書かせて頂きましたが、今回のエッセイ集に、以下のような文章がありました。

 

P155

 僕は常に空腹であるように言葉を求めて、その言葉を自分の中に入れ、そこから自分なりに考え、言葉によって自分を守るように生きてきた。それは何も僕に言語センスがあったとか、頭が良かったとかいうわけではなく、わからないものは繰り返し読んできたからである。学生の時は、背伸びして色々なものに触れた。そうしないと逆に生きていけない気がした。(「自由思考」、中村文則、河出書新社.より引用)

 

たくさんの情報や言葉があっという間に、手に入る時代になりました。それゆえに、時にあぶない言葉や、苦しい言葉に出会うこともあるでしょう。出来ることならそのような言葉だけではなく、安心できる言葉や、ほっとする言葉にも出会うことで、新たな発見や、生きることのふとしたヒントになることもあるでしょう。自分に合った言葉を選ぶ。今回の中村氏の初エッセイからたくさんの言葉を頂きました。ありがとうございます。

ではでは~~