私の考えるスクールカウンセラーとは・・・②

かねこカウンセリングオフィスの金子です。

寒暖差の激しい今日この頃ですが、皆さま、体調の程はいかがでしょうか??

前回の続きです。私がまず、スクールカウンセラーとして、第一に気をつけていることは、

「専門家である前に常識人であれ」という姿勢です。

具体的には、初対面時での挨拶や笑顔といった、当たり前のことを当たり前にすることを心がけています。社会人として考えると、基本的なことかも知れませんが、大学院では教えてくれませんでした・・・(*_*)

自戒の念を込めてですが、一度「先生」と呼ばれてしまうと、そう呼ばれるのが普通のことになってしまいがちかと思います(今でも私は愛媛の精神病院時代に患者さんから「金子先生!」と呼ばれた時の恥ずかしさやなんとも言えない感覚を忘れないようにしています)。

そして、「権威」というものは一度、着るとなかなか脱げないものです。どこの世界にも、なかなかトップの座を降りたくない人は見かけますものね((+_+))

話がそれました・・・

要するに、専門家としての支援や関わりによって、問題や悩みの解消に努めるのが私の仕事ですが、そこに偉そうにすることや、上から目線といった、「権威」の負の側面と思われる言動が入り込むことは、あまりいいことではないと考えています。出来るだけ、対等の関係性を築く。その上で、対話(言葉)を通じて、その方の抱えている、問題と言われている事象や課題を、共に検討して(時に提案して)解決していくことが、私の考えるスクールカウンセラーとしての大きな役割と考えています。

では、次回は、より具体的に、どのような関わりや支援を行っているかを紹介させて頂きます。